症例

No.44「保険の入れ歯とは随分違います」(50代 男性)

症例

保険の入れ歯とは随分違います

こちらの方は、以前より定期的にメンテナンスに来院されておりました。
数年前に重度の歯周病の診断されておりましたが、徐々に改善し維持されておられました。
しばらく期間が空いてお越しになった時には、右下の奥歯に歯周病の急性症状が出ており、保存することが難しいことが解り、やむなく抜歯することになりました。

欠損部分の治療法として、大きく分けて「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3つがあります。
ご本人の希望は、歯周病を悪化させず、現存の自分の歯に負荷を掛けずにしっかり歯を残したいということでした。
そこで外科的侵襲があるインプラント、両隣の歯を削るブリッジは除外されました。
選択肢は入れ歯となりましたが、入れ歯にも様々な種類、設計があります。
今回は、ミラクルデンチャーで義歯(入れ歯)を新製することになりました。

人工シリコンを使用した柔らか入れ歯のコンフォートデンチャーも検討しましたが、将来の口腔内の変化に対応する修理が容易なミラクルデンチャーとなりました。
また入れ歯の設計は、歯周病の状態から、できるだけ残存歯に負担がかからないように、反対側の左下の奥歯の2か所をつなげる両側タイプとしました。
ミラクルデンチャーは、入れ歯を支える金属が見えないようになっており、周囲の歯全体を使って支える構造になっています。一か所に点や線で支えることで負荷がかかる一般的な保険の入れ歯に比べ、歯周病と共存する口腔内で効果を発揮します。
これにより、大きな力がかかる奥歯の負荷を分散することができました。

ユアー歯科クリニックでは、治療前に相談の時間をお取りして、複数の治療選択肢の中から一緒に検討して頂いています。人数に限りはありますが、お昼休みや診療後を利用して無料相談も行っておりますので、ご活用下さい。

治療の概要

費用

ミラクルデンチャー 約35万円(税別)
下顎 右6 左6

治療期間と回数 2.5ヵ月(約6回)
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。ごく稀に金属アレルギーがある場合があります。

 

治療前

治療後

治療前

治療後

治療後

治療後