症例

No.31「『入れ歯が得意そうな歯医者さん』を探して来院」(50代 男性 船橋市)

症例

ホームページで探しました

こちらの方は、ホームページで「入れ歯が得意そうな歯医者さんを探して」ということで来院されました。
下顎(下の歯)の前歯のブリッジが取れてしまい、これを支えにしていた奥歯の部分入れ歯もはめられなくなっていました。

まず、前歯のブリッジの修復からスタートしました。

前歯で見える部分でしたので仮歯を用意し、治療中もできるだけ目立たない配慮のもと、計画的に進めていきました。

ブリッジを支える歯は、根の部分しかない状態でしたので強度的には、これまでより劣ってしまいますが、お手入れ方法をしっかり習得して頂き、今後は定期的に歯科医院と二人三脚で管理していくことになりました。

これまで、ご紹介させて頂いた入れ歯の症例の中でも、このようなケースは多々ございました。
最初は詰め物の小さな虫歯治療から、大きな被せ物になり、1本抜けてしまった両端の歯を支えているブリッジ治療にして、部分入れ歯やインプラントが必要な状態になり、当院に相談にいらっしゃるケースです。
どこかで、悪い循環から歯を護るための「口腔内の菌と力をコントロール」する計画的な治療に転換していくことが重要になってきます。

入れ歯がブリッジをダメにしてしまうことも

今回ブッリジが維持できなくなった一つの原因は、奥の部分入れ歯を支えるフックがかかる歯に過度な力が加わり、歯を揺らし、時間とともに少しずつ悪くなっていったと考えられます。

以前から使用されていた部分入れ歯は保険適用のもので、針金のフックが固定装置となります。

残念ながら保険の入れ歯では、材質、形状などに制約があるためどうしても針金のフックが必要になってしまいます。

しかし、今回採用したミラクルデンチャーは、支える歯への負担が少ないことが大きな特徴です。
保険の入れ歯が針金で一点に負荷がかかりやすいのに比べ、ミラクルデンチャーは歯の根元を面で支える構造になっていることで、負荷を低減し、残っている歯を護ることに貢献します。

今回は、合わなくなってしまった入れ歯を我慢して使っていることで、入れ歯と、支えていたブリッジの両方が悪くなってしまったようです。

現在は、義歯の治療は終わり、定期的なメンテナンスに来て頂いています。 
ご本人からは、「前の入れ歯と違って全然痛くないので、一日つけていられます。食事も不便は全くないのでとても助かっています」との感想を頂いています。

治療の概要※治療は下の歯のみになります

費用

上顎 右下765421 左下124567 ミラクルフィットⅢ 約30万円

治療期間と回数 2ヵ月(4回)義歯の治療のみ
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。

 

治療前

治療後

ミラクルフィットⅢ

ミラクルフィットⅢ