症例

No.51「目立ちにくい、しゃべりやすい入れ歯です」(50代 男性)

症例

目立ちにくい、しゃべりやすい入れ歯です

こちらの方はホームページで検索され、お悩み相談入れ歯サイトをご覧になり来院されました。

上の前歯に入れていたブリッジが何度か外れることがあり、かかりつけの歯科医院で都度治療をしていたのですが、支える冠の中でむし歯が進行していたため、これ以上ブリッジの修理ができない状況でした。
結果として、歯を抜かざるを得ない状況で、インプラントか部分入れ歯で悩んでおられたそうです。

歯は残せないのは仕方ないとして、インプラントでは大きな外科処置と費用が発生すること、部分入れ歯だと針金が見えてしまい、「入れ歯」と明らかにわかってしまう見た目も気になるということで、他に方法はないかと色々をネットで調べてみたそうです。

当院では、インプラントと一般的な保険適用の針金のある入れ歯の間にある存在ともいえる、様々な「機能的な審美義歯」の治療を行っていることから、このような相談ケースは少なくありません。
口腔内の状態、年齢やライフスタイルに合わせて、インプラントが適しているケースはインプラントも提案しながら、インプラントか入れ歯の二元論ではなく、患者様と一緒に治療計画を立てていくスタイルをとっています。

今回は、持病の兼ね合いもあり慎重に治療方法を検討しました。
外科処置(抜歯)には、当院では、総合病院(八千代東京女子医大)の口腔外科医が定期的に来ているので安心して治療が受けられます。

選択したミラクルデンチャーの治療にあたり、ブリッジを外して、一部の歯を抜く処置を行います。たたこの時点で新しい入れ歯がすぐにできているわけではありませんので、歯がない期間が発生してしまいます。
そこで、ブリッジを外す前に、入れ歯の型を取っておき、歯がないことを想定したシミュレーションの中で暫定的な仮義歯を製作しておきます。これにより歯を抜いた当日に仮歯を入れることが可能になります。

仮義歯の状態で治療を進め、新しい入れ歯に慣れるリハビリ期間を通して、最終義歯のための精密な印象(型取り)へと進み、見えないところで金属補強された、ミラクルデンチャーをセットしました。
仮義歯に比べ、薄くコンパクトでぴったりとフィットすることで「とてもしゃべりやすくなった」とおっしゃっていただきました。

今回は金属に、白金加金を使用していますので、一般的なコバルトの金属よりも適度なしなりがあり、つけ外しの抵抗感が少なく、フィット感が高くなりました。ゴールドの素材は生体親和が高く、アレルギーの心配も少ない大変優れた素材です。

耐久性もあり、時間に経つにつれ、しっかりメンテナンスを続けていくと、長く安心して使える義歯(入れ歯)になっていきます。

ユアー歯科クリニックでは、治療後の管理も歯科衛生士と継続的に管理していく体制を整えていることも、安心して治療が受けられるポイントかと思います。

治療の概要

費用

上顎 3-3  下顎 ミラクルフィットⅤ白金加金 約50万(税込)

治療期間と回数 2ヵ月 (約5回)
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。ごく稀に金属アレルギーがある場合があります。

 

装着前

装着後

装着後