症例

No.22「前歯の見た目(審美性)を重視してくださり感謝しています。」(40代 女性 千葉県)

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ノンクラスプデンチャーの相談が多いです

船橋駅近くにある当院(ユアー歯科クリニック)では、入れ歯(義歯)にお悩みを持つ女性の方が入れ歯の相談にいらっしゃるケースが多く、当院の無料相談では、静かな時間帯にしっかりと時間をとって相談をお受けするようにしております。特に、最近では、40代の若い女性の相談も多く、できるだけ目立たない審美性の高い入れ歯をご希望されるケースが多くなりました。

目立たない審美性の高い入れ歯というとノンクラスプデンチャー等が採用される場合が多くあります。当院では、ミラクルデンチャーやウェルデンツデンチャーなどを扱っており、これらを希望して、当院を探して無料相談においで頂く方も多いです。

ミラクルデンチャーやウェルデンツデンチャーは、扱っている歯科医院が限られていますので、船橋では症例数の多い当院を選んでくださるようです。とてもうれしく思います。

それでは今回のブログでは、前歯にノンクラスプデンチャーを採用した40代の女性の方のケースをご紹介いたします。前歯ですと、見た目が非常に重要になります。金属のフックが丸見えになるような入れ歯(義歯)では、若い女性であればあるほど、なかなか受け入れがたいものです。

当院では、これらのお悩みを解決できるようなご提案を致しております。

歯の根っこの治療をしっかり立て直す治療から

こちらの女性の患者さんは、少し前に、インターネットで当院を検索していただき、“女性の歯科治療が得意そうなと歯科医院”という印象を持っていただき、初診で来院された患者さんです。まだお若く40代の女性の方でした。

インターネットの時代ですから、船橋駅近くに審美義歯の症例数の多い歯科医院がある、と分かると、遠方からでもおいでいただけるようになりました。特に、ウェブサイトには、多くの情報を掲載できますので、患者さんにとっても入れ歯の情報収集という意味でも有意義に感じてくださるようです。誠に嬉しく思います。

さて、こちらの患者さんのお話に戻ります。

こちらの患者さんの当時の一番のお悩みは、『上の前歯の差し歯がぐらぐらで取れそう』ということでした。上の歯に差し歯が入っていたのですが、これが不安定な状態になってしまっていました。

さらには、この方は持病があり薬も服用されていましたし、金属アレルギーも心配だとおっしゃっていました。複数のお悩みがありましたので、口腔内の総合的な診断をしっかり行った後に、患者様と一緒に慎重に治療計画を立てていきました。

まず、差し歯を残すためには神経の治療がやり直す必要がありました。歯の神経の治療は根管治療といいますが、歯の土台となるものです。最も重要な歯の治療です。

例えば、家を建てる時でも、土台をつくる地盤がしっかりしていることが重要です。歯の土台となるものが、歯の根っこの治療であり根管治療です。

よって、歯の根っこや土台をしっかりと立て直す治療を行い、どうしても温存できない歯は、持病のかかりつけの医療機関と連携しながら、全身状態を判断し慎重に抜歯を行いました。

また、治療対象の歯が、前歯であったので、見た目(審美性)も気になるということから、プロビジョナルという精密な仮歯を装着することとしました。

それにより、安心して治療が受けることができたとのことです。

また、ブリッジ部分の被せ物は、前歯部はオールセラミックの中のemax、臼歯部はジルコニア(人工ダイヤ)で強度に優れたブリッジとし、金属を一切に使わないメタルフリー治療としました。

メタルフリーとは金属を使用しない材質の事です。少しでも金属アレルギーが心配な方は、できるだけメタルフリーを選ばれた方が安全です。金属に過敏な方は、思わぬところで金属による不調が生じる可能性があります。金属アレルギー等について心配な方は、ぜひお気軽にご相談いただければと思っています。

さらには、ブリッジでも対応できないような、歯がない欠損部についてはインプラント等の負担の多い治療を避け、金属の針金がなくても安定する「ノンクラスプデンチャー」を選んでいただきました。これらノンクラスプデンチャーは、見た目(審美性)も機能面でも優れた部分入れ歯(義歯)です。患者さんにも、大変満足して頂きました。

「前歯の見た目(審美性)が一番気になってました。」

最初にご説明したとおり、こちらの患者さんは、前歯の部分入れ歯(義歯)について相談にいらした方でした。
中でも、前歯の見た目を非常に気にされていて、できるだけこれらのお悩みを解決できるような歯科治療を提案させていただきました。

今回のノンクラスプデンチャーでの歯の治療は、患者さんにご納得・満足いただけましたが、実は歯科治療はこれからがスタートです。今後は、3ヵ月毎のメンテナンスに来院していただくことを継続していただき、できるだけ長く、今の安定した状態を維持できるように、歯科医師や歯科衛生士と連携して口腔内の管理を行く予定です。

歯科治療は、治療したら「はい、終わり」という事ではありません。
一生涯、ご自身の歯でお食事ができるよう、お口の健康をお守りしてこそ歯科医療です。できるだけそれらが達成できるような関わりを、地元密着の歯科医院として存在していきたいと思っています。

メタルフリー

昨今では、歯科治療における金属による全身のトラブルや問題が浮き彫りになっています。お口の中にある金属イオンが遊離しアレルゲンとして全身に作用してしまい、健康問題を引き起こす方がいらっしゃいます。これら金属アレルギー体質の患者さんには、できるだけ歯科治療では金属を使わない素材を選ぶ事が必要になり、これらをメタルフリーと言われます。金属アレルギーの心配があるかたは、お気軽にご相談ください。

治療前

治療後

ノンクラスプデンチャー