症例

No.16「初めての部分入れ歯ですが違和感がありませんでした」(40代 女性 千葉県)

症例

ブリッジの治療がだめになり

過去にブリッジ治療をした奥歯の土台となる歯が虫歯になり、抜歯をした状態で当院に相談にいらっしゃった患者さんです。
ブリッジの治療は、抜けている歯の両端の歯で支えるため、両側の歯に負担が大きくかかり、物理的にも長持ちさせることが難しいケースも少なくありません。

以前通院していた歯科医院では、『5本に渡る大きなブリッジ治療』にするか、『インプラント治療にするか』と二択で提案されたようですが、”またブリッジがダメになってしまうのではないか….”という不安になり、当院にて他の治療方法を相談したいということでした。

そこで当院では、部分義歯の中でも、コンフォートデンチャーとミラクルデンチャーの2つの治療計画を提示させていただいた所、患者さんがミラクルデンチャーを選んだため、ミラクルデンチャーの採用となりました。

コンフォートデンチャーとミラクルデンチャー

今回、当院がご提案させていただいた2つのデンチャーについて以下に簡単にご説明いたします。

コンフォートデンチャーは、ピンクの床のはぐきに接触する部分がクッション性のある人工シリコンでできた入れ歯です。最近は非常に問い合わせも増えている義歯で、当院でも長く扱っています。

一方、ミラクルデンチャーは金属のフックなどが見えない審美義歯で、特に女性の方からの評判が高い入れ歯です。薄くコンパクトな義歯でありながら、中は金属で補強されているので、歪みにくく、周囲の歯を包み込むのようにぴったりとフィットします。

今回は、初めての入れ歯治療ということでしたので、できるだけコンパクトで違和感の少ないミラクルデンチャーを希望されました。
初めて部分義歯を入れられる方は、慣れるまではどうしても違和感を持つものですが、こちらの方は「最初から全然気にならなくて、よく噛めて安心しました」と感想をおっしゃっていました。

お口の中にできるだけ小さい入れ歯

患者さんが体感された「入れた日から気にならずに使えた」感覚は、やはりミラクルデンチャーのコンパクトさに起因しているところが大きいでしょう。また、見えるところに全く金属を使わない設計も女性に受け入れられるポイントかと思います。

一般的なノンクラスプデンチャーは、床の部分が専用樹脂だけで出来ているものが多く、新製直後は良いのですが、時間が経つとどうしても緩くなってくることがあります。

反面、ミラクルデンチャーは隣の歯にかかるピンクのアームの部分も金属で見えないように補強されて変形しにくい上、経年変化で合わなくなっても歯科医院で比較的簡単に修理をすることができます。
(ノンクラスプデンチャーは、修理ができない素材が一般的です)

さらには、コンパクトで違和感の少ない入れ歯は、きゃしゃな作りで噛む力が強いと歪んでしまったり、耐久性に乏しいといったことが多かったのですが、ミラクルデンチャーは金属を見えないように上手に設計され、万が一の場合は修理もしやすくなっています。

入れ歯は、入れてから定期的にメンテナンスを行い、上手に付き合っていくものですから、患者さんにとっても歯科医師とっても、これは有難いことだと思います。

今回は、隣接する歯もセラミックの被せ物で治療も行い、全体的に満足のいく治療ができたとのことで喜んで頂けました。

治療の概要

費用

140,400円

治療期間と回数 義歯の部分のみ治療 1か月 通院3回
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります

 

装着前

装着後

ミラクルデンチャー

ミラクルデンチャー