症例

No.14「治療中の見た目も気にならないのが嬉しいですね」(60代 女性 千葉県)

症例

治療中の見た目も気にならないのが嬉しいですね

こちらの方は、ユアー歯科クリニックが運営する当入れ情報サイトの無料相談のご利用でいらっしゃいました。一番の悩みは、上の前歯のブリッジがぐらぐらするというものでした。
加えて、上の左側の奥歯の入れ歯もガタガタしていました。更には、上の右側のブッリジも不具合が出ている状況でした。

一か所に不具合が生じると、他の歯でそれを賄おうとすることで、また別のところに不具合が出てくるといったことは少なくありません。
こういうケースの場合は、多少お時間はかかりますが、全体の咬合バランスを考慮した計画的な全体治療がとても重要になってきます。

前歯のブリッジの不具合は、残念ながら歯周病が進行しており、歯を支える歯槽骨が溶けてきていたたため、残すことができず、合意の上で抜歯の処置となりました。
そして、奥歯のブリッジは、歯の表面に被せてあったセラミックの部分が欠けてしまったことと、延長ブリッジという特殊な形態であったため、安定的な咬合力を得るために全体を義歯(入れ歯)の治療となりました。

前歯の治療がありますので、抜歯をした後にすぐ仮歯が入るように準備をし、治療中に少しでも不安が軽減されるように患者さんと相談しながら、治療を進めていきました。

最終的には、2本の残った歯を最大限に活かして、見た目も優れたミラクルデンチャーを採用しました。

残存歯の2本に負荷かかかりにくい設計として優れているのがミラクルデンチャーです。
保険の入れ歯などでは、力が「点」で加わることで、部分的に過度な力がかかってしまうことが多いのに対し、ミラクルデンチャーは「面」で残ってる歯を包み込むような設計になっているのが大きなメリットです。

今回は、部分入れ歯でも両側にまたがる長い義歯になりましたので、外からは見えない中に金属で補強されているミラクルフィットⅢタイプです。

ブリッジ治療した箇所は、定期的なメンテナンスで歯周病の予防が非常に重要になってきます。

削って被せるような治療は、元の自分の歯の状態に近づけることはできますが、完全に健康な状態に戻すことは困難なものです。治療した箇所がある場合は、自分の歯の時以上に、お手入れや、プロのチェックや口腔ケアが大切なのです。

最近特に多いと感じるのは、合わなくなったノンクラスプデンチャーをしている方です。合わない状態のまま使用していると、それがかえって負担になり、症状を悪化させることがあります。

その見た目や手軽さから普及しているノンクラスプデンチャーは魅力的なものですが、軽く小さく製作するために、修理ができない素材のものが多くあります。

ミラクルデンチャーは、見た目はノンクラスプタイプではありますが、口腔内の変化に対応して修理、リベースが可能です。その点で当院では、中長期的な変化を想定した設計ができるミラクルデンチャーを多く採用しています。

治療の概要

費用

307,800円

治療期間 約15回、6か月(抜歯後の治癒期間含む)
副作用とリスク 慣れるまで異物感を感じることがあります。

 

Before

After

Before

After

ミラクルデンチャー

ミラクルデンチャー